意外な素材

 自分の興味をもっと広げようとしたら、それこそどんなところにも糸口があるんです。ただ映像というのは、感覚に対する刺激にはなるけど、知的な素材にならない。
 テレビが知的な世論を喚起することはまずないでしょう。その引き金にはなりますけど、なったところでせいぜい『おしん』のように辛抱強く生きれば・・・程度です。
 映像というのは、受け止める側のほうに、知的な操作が減れば減るほど、知的水準が下がっていく。新聞にしても、スポーツ欄とテレビ欄を読んだらおしまいっていうんじゃどうしようもないんです。
 もっと大新聞までが、プロ野球の全スコアを載せるという時代ですから。よその国の新聞広げてごらんなさい。
 オリンピックで自分の国の人が優勝したって、ホント小さな記事にしかならない。ところが日本でそんなことになったら、一般紙までが一面のトップです。
 スポーツが悪いというわけではないけど、大切なのは自分の興味のあるもの以外、たとえば私なんかですと日曜日に読書の批評欄が出ますけど、ああいうのなんかは丹念に読みます。
 自分じゃ全部の本を読めないから、あれだけでも助けになるときがある。
 ははあ、いまはこういう傾向の本が出てるのか、こういう研究者達がこんな研究をしてるのかとか、直接興味の対象にならなくとも、知的な関心のある部分を読むということが、大変役に立つんです。

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