生き方の手段

 今の人は人間が本来持っている能力を信じてないんですね。
それどころか、いまは互いの不信感ばっかりあって人間とはくだらないものだっていうような考え方の方が強くなっている。
人間っていうのは、やっぱり赤ちゃんの時代から素晴らしい能力をそれぞれ持ってる。
その長所をどう伸ばすかということが『生き方』なんです。学ぶということも、人生を面白く生きるためにあるんで、そのためにはもっともっと自分自身を含め、人間自身に興味を持つことです。
話し方ひとつにしても、よく私のところへ「話し方を上手にするにはどうしたらいいんでしょうか」と、それこそ新入社員から社長さんまで質問してきますけど。
そんなことより先に、その人が日常生活の中でどんな話をしているときが一番楽しいかということを、自分で知ることが大切なんです。女の話をしているときが楽しいのか、仕事の話か、それとも趣味の話をしているときなのか。
楽しい話をしているときというのは、その人にとって一番いい状態にあるわけです。そうしたらそのときの話のスピード感とでもいいますか、どのくらいの速さで話して、どうやって相手の人をほうに引きつけているか、そういうものを自分で観察することが大切なんです。
つまり、どんな条件の話になっても、楽しい会話をしている状態に早く自分を持っていくことが、話し上手になる一番の秘訣なんです。

■メインコンテンツ
一を聞いて十を知る
自分三倍刺激
生き方の手段
意外な素材
新聞テレビのニュース
十を聞いて一をわきまえる出会い
[PR]動画